記事一覧

砂肝@セメント星人

セメント星からやってきたセメント星人がこたつを出すように
僕にせがむ。
セメント星は地球よりはるかに暑く、こっちに来てから
とてもじゃないが寒すぎて死にそうになるらしい。

僕はセメント星人に厚着をするように勧めたがそういうことでは
ないらしい。
地球人の僕としてはかなり暑い日が続いていたので多少
イライラしていて、「こたつなんかねェよ、バカ」と
突き放してしまった。実際ウチにこたつは無かったのだけれど。

セメント星人と僕はマジゲンカになって、
僕にとっては数年ぶりの、殴り合いをしてしまった。
ヤツは硬かったので殴ったら逆にダメージを受けた。

ケンカのあとあいつは「地球の文化が面白かったから
この惑星に来たが地球人自体は冷たいんだな。この星は寒い。」
と言って家を出て行った。

風のうわさだがヤツは地球の寒さに耐え切れず昨日
セメント星に帰ったらしい。

ヤツが宇宙船から万里の長城を見たときのエピソードを
語っている姿を今ふと思い出した。
やつがあれを見たとき、その原始的な建築方法と建造物の巨大さ
とのギャップに驚いてしまい、魅了され、思わず
ワープし損ねてしまい5万年も歳をとってしまったらしい。
(やつはそのことなど長城の魅力に比べれば屁みたいなことだ、
と言うニュアンスで話していた)

アイスコーヒーを飲んでたらふとやつの熱い語りっぷりを
思い出した。やつを殴った右手がまだ痛くてグラスが
うまくもてなかった。

プロフィール

リンク集

過去ログ